帝京高等看護学院 授業紹介


確実な看護の知識・技術の修得のために 進む医療の高度化と生活や健康の価値観の多様化の中、良質で安全な医療が提供できる人材が求められています。帝京高等看護学院では、3年間で看護師になるための教育を様々な学習方法に取り組みながら行います。3年間の学習の中で様々な、シミュレーターを使った講義や演習を行っております。

主に1年次に学ぶ基礎看護学領域では、経鼻経管栄養シミュレーターを使って、経管栄養チューブ挿入の実技を学びます。また、採血や筋肉内注射の実技なども行います。2年次から3年次の母性看護学・小児看護学では、沐浴人形を使った沐浴演習や小児の呼吸や脈が再現できる小児バイタルサイン人形というシミュレーターを使うこともあります。実習前に必ず技術の確認を行ってから実習に望みます。成人看護学・老年看護学・在宅看護論では場面設定を行いながら、必要な看護技術を高機能シミュレーターで演習しております。

当校のシミュレーション教育は、1年次で、「タスクトレーニング」を徹底して行うと共に、医療安全という科目の中で「アルゴリズム・ベースド・トレーニング」である、一次救命処置(心肺蘇生法と自動体外式除細動器の使用)を、医学部・医療技術学部の教員の協力を得ながら、全員ができるまでトレーニングしています。

2年次から3年次では、「タスクトレーニング」以外にも実習の現場を意識した「シチュエーション・ベースド・トレーニング」を行っています。様々な状況を設定して、その中での判断や対応を訓練しております。